2024年12月10日、ダイハツの軽スポーツカー「コペン」が改良モデルとして登場しました。
軽自動車規格ながらオープンカーという独自のスタイルで人気を博している「コペン」は、今回の改良でさらなる安全性能の向上が図られています。
この記事では現行モデルの特徴や改良ポイント、新仕様に関する情報を詳しく解説し、改良モデルの魅力をお伝えします。
- 現行モデルの特徴とバリエーション
- 改良モデルで向上した安全性能の内容
- 新価格設定と各グレードの価格帯
- 原材料高騰が価格改定に与えた影響
現行コペンの改良モデルが発売!安全性能が向上
(出典:© DAIHATSU MOTOR )
- 現行モデルの特徴と改良ポイント
- 安全性向上の背景と新仕様
現行モデルの特徴と改良ポイント
コペンLA400系の特徴
ダイハツ「コペン」の現行モデルは2024年時点において唯一、軽自動車規格のオープンカーとして販売されている車です。
このモデルの特徴として、個性的なデザインや走りを楽しむための5速マニュアルトランスミッションの設定があります。
また、軽量コンパクトなボディにより街中での取り回しや燃費性能にも優れています。
さらに「コペン」には複数のデザインバリエーションが用意されており、ベーシックな「ローブ」、初代モデルを彷彿とさせるクラシカルな「セロ」、走行性能を追求した「GR SPORT」などがあります。
これにより、多様な好みに応じた選択肢が広がっています。
今回の改良ポイント
今回の改良では主に安全性能の向上が図られた点が注目されます。
例えば、リアのコーナーセンサーが従来の2個から4個に変更されるなど、現代の安全基準に対応する仕様変更が行われました。
このような改良により、運転の安心感がさらに高まっています。
安全性向上の背景と新仕様
「コペン」の安全性向上には、昨今の交通事情や規制対応が大きく関わっています。
近年、交通事故防止の観点から軽自動車にも高度な安全性能が求められるようになりました。
そのため、ダイハツは安全装備の見直しを進めています。
前述したように、今回の改良ではリアコーナーセンサーが2個から4個へと増設されました。
これにより、後退時の障害物検知能力が向上し、狭い場所での駐車や車庫入れがより安全に行えるようになっています。
この仕様は過去に同社の「タフト」や「トール」にも採用されており、実績ある安全技術です。
一方で今回の改良に伴い、価格がやや上昇しています。
これは、原材料費の高騰が主な要因とされています。
新しい価格設定では198万円台から255万円台までの幅があり、手頃な価格帯を維持しつつも改良に応じた適正な価格調整が行われました。
コペン改良モデル発売!価格とラインナップ詳細
(出典:© DAIHATSU MOTOR )
- 新価格の詳細と各グレードの価格帯
- 原材料高騰の影響と価格改定の理由
新価格の詳細と各グレードの価格帯
今回の「コペン」改良モデルではグレードごとに明確な価格帯が設定されています。
この価格設定は消費者が自身の予算やニーズに応じて選択できるよう配慮されています。
具体的には、基本モデルである「ローブ」は198万3300円から始まり、上位グレードや特別仕様車になると価格が上がります。
例えば「GR SPORT」の5速マニュアル仕様は255万6400円となり、走行性能を重視する方に最適な選択肢です。
一方で「セロ」のCVT仕様は204万500円と、クラシカルなデザインを好む方に手が届きやすい価格帯です。
このように、選べる価格帯は幅広く、購入者が車の性能やデザインに優先順位を置きながら選ぶことが可能です。
モデル別 価格一覧表
グレード | トランスミッション | 価格(税込) |
---|---|---|
Robe | 7速スーパーアクティブシフト付CVT | 198万3300円 |
5速マニュアル | 203万8300円 | |
Robe S | 7速スーパーアクティブシフト付CVT | 219万6700円 |
5速マニュアル | 225万1700円 | |
Cero | 7速スーパーアクティブシフト付CVT | 204万500円 |
5速マニュアル | 204万500円 | |
Cero S | 7速スーパーアクティブシフト付CVT | 225万5000円 |
5速マニュアル | 231万円 | |
GR SPORT | 7速スーパーアクティブシフト付CVT | 250万1400円 |
5速マニュアル | 255万6400円 |
原材料高騰の影響と価格改定の理由
今回の改良モデルにおいて、価格改定が実施された背景には原材料価格の高騰が大きく影響しています。
ここ数年、金属やプラスチックなどの自動車部品に使われる素材のコストが世界的に上昇しており、多くのメーカーが影響を受けています。
これにより、ダイハツも従来の価格設定を維持することが困難になり、今回の価格改定に至りました。
ただし、単純な値上げではなく改良内容や追加装備によって購入者が価値を実感できるよう工夫されています。
例えば、安全性向上のためのセンサー追加や他の部品の性能向上などが価格に反映されています。
一方で価格の上昇幅を抑える努力も行われており、現行モデルが提供する機能や性能を考慮すると、依然として競争力のある価格と言えるでしょう。
この価格改定は現代の市場動向と消費者ニーズを踏まえた合理的な判断といえます。
まとめ:コペン改良モデルの主な特徴と注目点
記事のポイントをまとめます。
- 軽自動車規格ながらもオープンカーという独自性を持つ
- ベーシックな「ローブ」から高性能な「GR SPORT」まで多彩なバリエーションを展開
- 改良により安全性能が向上し、リアコーナーセンサーを2個から4個に増設
- 軽量でコンパクトなボディにより街中での取り回しや燃費性能に優れる
- 原材料価格の高騰により価格が198万3300円から255万6400円に改定
- 各グレードで明確な価格帯を設定し、選択肢が豊富
- 安全装備の改良により安心感がさらに向上
- エクスプレイは生産終了のためラインナップに含まれていない