ロールバー・ロールケージとは?

自動車レースでの装着が義務付けられている「ロールバー・ロールケージ」
素材は「鋼材パイプ」で、車内にいる運転手と同乗者を守るためのパーツで、車が横転などした際に”運転手の頭部が潰されないよう”に屋根やピラーを強化します。
また、屋根だけではなく「側面や後方」からの衝撃に対しても軽減される効果があるため、搭乗者を怪我から守る確率がアップします。
実はレース以外の一般道での走行中に起きた事故でも、「ロールバー・ロールケージ」を装着していたため軽傷で済んだ例も結構あるようです。
ボディ剛性をアップさせるパーツは各部色々ありますが、「ロールバー・ロールケージ」は最も効果を発揮するパーツなのです。
最近では、好みの色のロールバーパッドを巻いて、車内のドレスアップアイテムとしても利用されていたりします。
レースでの装着が義務であるように「ロールバー・ロールケージ」は、基本的には「スポーツカー」に乗っている方が利用しています。
もちろんコペンで装着している方もいらっしゃいますね!
そこで、今回は「ロールバー・ロールケージ」の装着の注意点とポイントを調べてみましたので解説していきます。
ロールバーとロールケージの違い
メーカーによって商品名は「ロールケージ」か「ロールバー」と表記されていますが、二つの違いは何なのでしょうか?
結論から言うと、どちらも同じです。
ロールバーをロールケージと呼んでも、逆にロールケージをロールバーと呼んでも間違いではないとの事です。
(※以下ロールバーで統一して表記します)
取り付けはプロに任せよう!
「ロールバー」の取り付けですが、取り付けには「専門知識が必要」になります。
素人がDIYで簡単に取り付けることは出来るのですが、単に取り付けするだけでは”全く効果が発揮できていない”装着の仕方になってしまうことが多いらしいです。
剛性アップを発揮するには知識が必要な為、プロに取り付けてもらった方が確実です。
車検に注意!!

レース以外の一般道で装着しての走行は違反ではありませんが、状態によっては車検に通らない場合があります。
基本的に市販のロールバーは剛性強化の観点から「スチールかクロモリ」の材質で作られているので、金属が剥き出しになっています。この状態だと車検に通りません。
ですが前述したように、ロールバーにクッションとして「パッド」を巻いておけばOKです。
更にもう一つ注意する点があります。
それは、ロールバーを装着することにより「乗車定員数」が変わってしまう場合です。
ロールバーを装着すると後部座席に人が座れなくなる事が多いのですが、これだと車検に通りません。
要は車検証に記載された乗車定員数と、実際に乗れる人数が変わってしまうからですね。
この場合、車検を通すには「記載事項を変更」しなければなりません。
(※後部座席に一人も乗れない場合は定員数を2名にするなど)
一方で、コペン・ロードスター等は、もともと定員が2名なので問題ありません。
メリット・デメリット
以上の点を注意しておけば、ロールバーを装着して一般道を走行しても何も問題はありませんので、装着するハードルはそれほど高くはないですよね。
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コペン用のロールバー
D-SPORT製

D-SPORTのコペン用ロールバーです。
参考として、写真ではD-SPORTのカラーでもある黄色のパッドが巻かれていますが、これは別売の市販品でD-SPORT製ではありません。
※D-SPORTからパッドの販売はされていません。
■仕様
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なお、2019年4月時点では発売されているのは「L880K用のみ」で、LA400K用は開発中との事です。
も。ファク製

こちらは兵庫県にある「コペン専門のカスタム・アフターパーツメーカー」である「も。ファク」製のロールケージです。
製作されるデモカーは他の追随を許さないほどで、軽自動車ながら200馬力近いパワーで普通車を追い回すモンスターマシンを次々生み出しています。
ドライバーの保護とボディ剛性の向上の両者を実現するこのパーツは、ハイパワー化するなら絶対に装着したい内容です。
■仕様
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自動車用通販サイトの「モタガレ」で購入可能です。